海と山に挟まれたお米料理の文化
デルタ・デ・エブロと呼ばれる三角州での稲作は最近のことです。19世紀になってようやくデルタ地方で米を中心とした農業活動に着手し始め、さまざまな水路が作られたことによって、デルタの三角州表面全体に淡水の水を張ることができるようになり、稲の周期的な栽培を容易にしています。
海と山に挟まれた場所で稲作を行うことで生まれるすべての民族文化は、オーセンティックな地中海料理の食材の宝庫としての新境地を開いています。何千ヘクタールに渡るその水田と水質の浄化作用により、デルタ地帯はいろいな甲殻類のパラダイスとなっています。